てんきちゃんのぶろぐ

おい!!!!!!!!!

(╹-╹)

日ナレ3週目ー。

マジで人前で喋るの思ったより慣れてなくて草。

ひきこもり人間にしてはマシだと思うことで精神の安寧をはかる。



なんか、講師も神ではないんだよな、自分自身で考えながら必要に駆られれば講師や周りの人ともコミュニケーションや意図の確認を取らなしゃーないなと思ったのと(当たり前のはずなんだが)、自分にとって「声優」ってなんだろうって思った。

他にも色々思ったけどそれは自分で解決できるやつで。


なんでそう思ったのかって言うと、うちの日ナレの講師が声優っていうよりもともと映画とかいっぱい主演クラスで出てらした(?)演劇派の先生で、どちらかというと俳優的な指導を重視してるっぽいから。

たとえば「政治家みたいに自己演説を45秒間しなさい」って課題が出て、ぼくは字面通り演説をネタにして何かみんなの前で面白げな話を披露しようと思って、演説って状況に対して少しヒネったネタをひとつ考えていったんだけど、講師が求めていたのはそういうのじゃなくて、「オーディションとかで自己PRする時の気持ちや、どうするべきかということをちゃんと考えて欲しかったです!」
と、全体講評で。

要はぼくのやってたことは講師の意図とは思いっきりズレてたんだけど、自分の中で「面白さを考える」「自分なりにベストな発声をする」っていうテーマがあったから、経験としては間違ったことをしていったとは思っていない。
(発声は緊張とかもあって結局ダメだったけど。)

これは単に、講師と生徒とのコミュニケーションが取れていなかったことが問題だと思ったから、ちゃんと今回は「来週のこの課題のポイントは何を意図してるんすか?」って聞いておくべきだと思って、質問時間に聞いた。

もしこれを聞かなかったら、また生徒が講師の意図を組みあぐねて、ズレた回答を出して講師が首をかしげる、という構図になる可能性もあるし、この点の講師への不信感を放置したくなかった。
(実際、今回は以前よりも分かりづらい課題でその心配があった。)


という経緯があって、ちょっと偉そうな言い方だけど、講師も神ではないんだな、と思った。

端的に言うと講師は役者魂的なひとで、昔本格的なワークショップに一度だけ行った時に会ったことがある演劇人たちと同じ匂いがしたから、この講師は声優力と言うより、その基礎として「役者力」を磨いて欲しいという意図があるんだな、と感じた(どこの日ナレのカリキュラムもそうなのかよく分からないのだけど)。

正直、基礎科のどっかでやるエチュードとか苦手そうだし嫌だなとか思ってたけどさ、いまやってる自己PRの時点でけっこう考えること多くて、むしろエチュードなんかよりぜんぜん難しいのでは、って感じ。


ちなみに、自己PR系やコミュニケーションに弱いあたりから逆に見て、ぼくは運動神経が強みのタイプなんだなという発見もあった。まだ発声初めて1ヶ月も経ってないけれど、体感とか耳とかトレーニング方法を見つけるセンスは恐らく良くて、シンプルな発声とかナレーションならクラスで一番上手く出来る自信ある。
努力量とか役者力となるとぜんぜんだけど。


で、ちょっと悩ましいのは、その演劇魂的な指導の目指す方向を全て受け入れたら、果たして自分が目指す声優像にちゃんと近づけるのか、ということで。

もし講師の意図をバリバリ汲むのなら、演劇人としてのノウハウをより意識する必要があって、発声にプラスでもっと、俳優論とか、演劇寄りの演技論を知って身につけておいた方がよい。
身振り手振り使うような。

でも、それってほんとうに声優として喋るときに生きてくるのかって言われると、まだそういう部分を信用し切れてない。そこは悩み。


行きの移動手段で、山寺宏一さんの声を聞いていて、「こういう間とかリズム感とか、ここぞの抑揚を付ける運動神経とか、聞きやすい声を作る耳の良さとか、コントロール力とか、こんな職人芸的なことが出来る声優でありたい」
ってすごく思って、理想の方向だなって感じて、その方向に対して過去に自分には苦手だからと諦めた、役者的な、身体全身を使わない声だけの演技という絞った範囲の科目が合ってると思っていたし、そこで揺さぶりをかけられるようにまた役者的な方向に戻されたことに、若干、謎の因果も感じたけど。


まあ、長くなりそうだから1個目はこのへんで。

で、あと自分にとっての声優って何か。

これ正直、アニメとかはサザエさんみたいな大衆向けアニメしか見てないから分からない。ずっと「スポーツ的なモチベーション」でやってたところがあるから、みんなの恐らく純粋な声優へのあこがれに対して「俺ってなんなの……?」みたいな心地が若干あった。

優しかった講師が珍しくグワッと喝を入れた件もそう思った原因のひとつ。

ぼくにとって声優って職業そのものが大事かと言われると何も思いつかないところがある。特に声優業界に思い入れもない。
ただ、山寺宏一さんみたいな「声表現の研究」そのものが面白いっていうのがあって、そういう表現を極めたいという憧れだけがあるから、こういう声優になりたいという感覚はあるけれども、それこそ演劇人としての声優的な目標はてんでないのかもしれないし、アニメ的な声優としての目標もない。強いて言うならナレーションは好きだけど。

日ナレに来た以上、結局何のために声優という肩書きと職業を目指すのかを今のうちにとっとと再考して答えを出す必要はあるかなと思ったりした。以上♡

駄文&真面目すぎわろた。眠いので勘弁して。